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後半からは、現実と虚構のいりまじった、極めて歪んだ世界の展開でした。
なんかもう、ライカといい勝負なんじゃないかと思うくらい。 そして、恐怖をそそる血の演出と、歪みの国の哀しい住人達、チェシャ猫が明かす過去。アリスが背を向けてきた存在を、アリスがやっと受け入れる瞬間は、辛さと悲しさでいっぱいでした。 気づかなかったもう一つの真実の存在が、あまりに衝撃的すぎ。 とっさに飛び込んだ解剖室。アリスが直視した最後の真相。恐ろしさと同時に、歪みきった存在と化したシロウサギがあまりにも哀れでした。 ライカから三人格が生まれたように、アリスからゆがみの国が現れ、住人達も作られ、やがて彼らは消えうせる。アリスが現実を見つめ、受け入れる決意を固めたから。現実逃避の場所であったゆがみの国はもう必要ないから。 これも一種のサイコドラマのような、怖くて、哀しい話でした。 PR |
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