ある方のサイトで初めて存在を知った「ライチ☆光クラブ」
気になったので探し始めましたが、どこの店頭にもなかったのでネットショッピング。
300ページ以上のボリューム。昨日届いたので、読みました。ちょうど仕事で失敗だらけで、すんげえ鬱状態だったので、それを払拭するつもりで読みました。
……すごい。
猟奇シーンもさることながら、エロティックで残酷で、狂気をはらみつつも情熱的な少年たちの姿とその散り様の描写がすごい!
一度読み始めると、なぜか目を離せなくなり、あまりにも残酷な死に方をしているにも関わらず、目を閉じられない……。どんどん読み進めていってしまう。逆V字に体折られて背骨ボッキリ、パチンコでドタマにトンネルカイツー、頭から潰されてミンチ、顔の皮を裂かれて圧死と、とにかく様々な衝撃的な死を見せ付けられるも、なぜかどんどんページをめくっていく。目を離せない……。
ラストの、水没する光クラブの最期……。光クラブに囚われたカノンと機械・ライチの純愛。少年たちの秘密基地・光クラブと少年たちの壮絶な最期を見届け、鎮魂歌をうたうカノン。
終劇の幕が下ろされ、この、蛍光町の片隅の出来事はおしまい。全ては、狭い狭い秘密基地の中での出来事。けれどそれを感じさせないほど、光クラブの存在は巨大化している印象が。
プラネットライカやった時みたいな衝撃とはまた違う、あの年頃の子供ならば誰でも持っているモノを、別の形で見せられ、あらためてそれに驚いたといっていいのかもしれない状態。
子供だからこそ、子供から大人へ移り行くあの時期だからこそ持っている巨大なエネルギー。ひたむきで、純粋で、真っ直ぐすぎた少年たちのエネルギーが暴走したものが「ライチ」、その暴走したエネルギーによって滅ぼされてゆく少年たちとその秘密基地……。
いろいろな意味で人を選ぶ作品。
残酷・猟奇描写もさることながら、エロも入っているので万人にはススメられないけれど、とにかく私はこの漫画にものすごい衝撃を受けました。
これだけしかいえない。
この漫画は、「すごい」。
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